技能実習ビザの種類とは?
在留資格の1つに「技能実習」というものがありますが、これは事業協同組合などによる「外国人技能実習生の受入れ」によって日本に招き入れた外国人の方が取得するビザです。
外国人の方に対する長期的な技能実習を図るため、実習内容に合わせた試験を外国人の方に受けて頂くことで、段階的に長い在留期間を取得することができます。
「技能実習資格」には以下のものがあります。
ビザ(在留資格)の種類 | ビザの特徴 | 在留期間 |
技能実習1号 | 1年のうち始めの2ヶ月は講習期間として、技能実習生に日本語など技能実習を行うための講習を受けさせる必要があります。 | 1年 |
技能実習2号 | 2年目、3年目の技能実習を受けるためのビザです。1年目の修了時期の3ヶ月前までに、基礎級の技能検定、又はこれに相当する技能実習評価試験を受ける必要があります。 | 2年 |
技能実習3号 | 4年目、5年目の技能実習を受けるためのビザです。このビザを取得するためには、外国人技能実習生を受け入れている監理団体と実習実施者が、優良認定を受けている必要があります。 | 2年 |
1号から2号、2号から3号への変更は、その都度、外国人技能実習生の方が技能実習目標を達成後、修了時期の3ヶ月前までに、技能検定、又はこれに相当する技能実習評価試験を受ける必要があります。
なお、技能実習ビザに関しては次の号に変更することで初めて次の在留期間を得ることができます。そのため、たとえば技能実習1号ビザの在留期限が迫っても、1号のままでの更新申請はできませんので、くれぐれもご注意ください。
「技能実習2号」に移行できる職種・作業の種類はこちらのページをご確認ください。
➡ 技能実習2号移行対象職種とは?
外国人技能実習2号の職種・作業は法律で定められています。
なお、技能実習ビザを取得した際に、在留資格の欄に「技能実習1号イ」などと表示されますが、「イ」は企業単独型の受入れ方法、「ロ」は団体監理型での受入れ方法のことを指します(詳しくは、事業協同組合のホームページをご参照ください)